Q.御霊前と御仏前の違いは何ですか?
A.「御霊前」は四十九日前に使う表書きで、故人の霊がまだこの世にある状態を指します。「御仏前」は四十九日(忌明け)以降に使い、故人が成仏した状態を指します。ただし浄土真宗は「即身成仏」の教えにより、時期にかかわらず最初から「御仏前」を使います。
Q.浄土真宗に「御霊前」は使えませんか?
A.浄土真宗(本願寺派・大谷派)では「即身成仏」の教えにより「霊」という概念がないため、「御霊前」は使わず、最初から「御仏前」または「御香典」を使います。
Q.宗派がわからない場合、どの表書きが安全ですか?
A.「御香典(おこうでん)」が最も汎用的で安全な選択肢です。仏式(浄土真宗を含む多くの宗派)・神式に対応しています。キリスト教には不適切な場合があるため、キリスト教と分かっている場合は「御花料」を使いましょう。
Q.香典袋には薄墨で書くのが正しいですか?
A.葬儀・通夜の香典袋は薄墨で書くのがマナーです。「悲しみで涙があふれ、墨が薄まってしまった」という意味を表しています。ただし法事(四十九日以降)では通常の黒インクで書いても問題ありません。
Q.神式(神道)の場合の表書きは?
A.神式では「御玉串料(おたまぐしりょう)」または「御榊料(おさかきりょう)」が正式な表書きです。「御霊前」も使用可能です。蓮の花が描かれた袋は仏式用なので避け、白無地の袋を使いましょう。
Q.キリスト教の場合の表書きは?
A.キリスト教では「御花料(おはなりょう)」が最も適した表書きです。プロテスタントでは「献花料」「弔慰料」も使われます。水引なしの白封筒や十字架のデザインの袋を選びましょう。「御仏前」は仏式専用のため使用しないように注意してください。