お供え物マナー完全ガイド
法事・お盆・お彼岸・葬儀・お墓参りの場面別にお供え物の選び方・金額相場・のし紙の書き方・NGマナーを解説。シーンを選ぶと最適な情報をすぐ確認できます。
🏺 お供えの基本「五供(ごく)」
仏式のお供えの基本は「五供(ごく)」と呼ばれる5つのお供えです。仏壇・法事・お墓参りすべてにおいて大切にされています。
🕯️
香(こう)
線香・お香。心を清め、故人への連絡手段とされます
🌸
花(はな)
仏花。季節の花を飾り、清浄な心を表します
💡
灯明(とうみょう)
ろうそく。仏様の知恵の光を表します
💧
水(みず)
浄水。清らかな心を表す、最も基本のお供え
🍱
飲食(おんじき)
ご飯・果物・お菓子。故人と共に食事する意味があります
📌 シーン別お供え物ガイド
📅法事・法要(四十九日・一周忌など)
💴 金額の目安
3,000〜1万円(親族:5,000〜1万円 / 知人:3,000〜5,000円)
⏰ タイミング・渡し方
法要当日に持参。受付・喪主に渡す
🎁 おすすめのお供え物
- ✓日持ちするお菓子(まんじゅう・クッキー・羊羹など)
- ✓果物(りんご・みかん・梨など丸いものが好まれる)
- ✓素麺(お供えの定番、消え物)
- ✓お茶・コーヒー(飲み物セット)
- ✓線香・ろうそくセット
- ✓現金「御供物料」(3,000〜1万円)
🎀 のし・表書き
表書き「御供」または「御供物」、水引は黒白または双銀の結び切り
💡 ポイント
- →「消え物(食べ物・飲み物)」が最も喜ばれます
- →肉・魚などの生ものはNG
- →奇数個(3・5・7個)でまとめると縁起がよいとされます
- →複数人で包む場合は「御供物料」として現金にまとめても◎
🚫 お供え物のNG・避けるべきもの
🥩肉・魚などの生もの
殺生を連想させるためNG。仏教の不殺生の考えから
🌹トゲのある花(バラなど)
棘が「苦」を連想させるため不向き。菊・りんどうが定番
🍷お酒・アルコール類
仏教では五戒のひとつ「不飲酒戒」があるためNG(宗派・地域差あり)
🌺派手な赤い花(彼岸花など)
彼岸花は「死」を連想させる花として避けられることが多い
🎁奇数以外の数でまとめた菓子箱
偶数は割り切れるため「縁が切れる」と嫌われることがある(地域差あり)
🚫4・9の数字が絡む金額・個数
4(死)・9(苦)を連想させる数字は避けるのがマナー
📝 宗派別 表書き一覧
仏式(仏教全般)
御供 / 御供物
黒白または双銀の結び切り
浄土真宗
御供 / 御仏前
黒白の結び切り(熨斗なし)
神式(神道)
御榊料 / 御神前 / 玉串料
双白または黒白の結び切り
キリスト教
御花料 / 献花料
白無地封筒(百合の花か十字架入り)
💴 現金を包む場合のマナー
- 表書き「御供物料」(物の代わりに現金を包む場合)/ 「御仏前」(法事・法要)
- 金額目安3,000〜1万円。親族は5,000〜1万円、知人は3,000〜5,000円が一般的
- お札の向き不祝儀では新札を避ける。新札しかない場合は一折り入れてから
- 4・9のNGについて4(死)・9(苦)を連想する金額(4,000円・9,000円など)は避けましょう
- 渡し方袱紗(ふくさ)に包んで持参し、両手で差し出すのが正式
❓ よくある質問
Q.お供え物を渡すタイミングはいつですか?
A.法事・法要では、受付または喪主にお参り前に渡します。仏壇に直接供える場合はご家族に了承を得てから。手土産として持参する場合も「どうぞ仏前にお供えください」と一言添えて渡しましょう。
Q.お供え物をすでに複数人で用意した場合、重複しても大丈夫ですか?
A.お供えが重複しても問題ありません。ただし多すぎる場合は遺族が持て余すことも。事前に「何を持参するか」を確認し合うと安心です。
Q.お供え物にのしをかけてもらう場合、お店でどう伝えれば良いですか?
A.「法事のお供え物に熨斗をかけてください」「表書きは御供でお願いします」と伝えれば対応してもらえます。必要に応じて「黒白の結び切りで」と指定しましょう。
Q.お菓子などのお供え物は食べ物なので、どう処理すればよいですか?
A.お供えした後は「お下がり」として家族でいただくのが正しい作法です。特に食べ物は「故人と一緒に食べる」という意味があります。捨てるのはNGです。
Q.線香・ろうそくは宗派を気にすべきですか?
A.宗派によって好む線香の種類が異なります。浄土真宗はお焼香(抹香)を使う宗派もあります。不安な場合はお線香セットより「お菓子・果物」などの飲食物の方が無難です。